私は究極のマーケティングの話しを重ねてきました。働く人は稼げなく、稼ぐ人は働か
ない大原則に忠実に即しているだけなのです。力がないから広告を打ちます、PR活
動も避けられません。本当の力とはマーケティングなくとも何もしなくとも売れてしまう方
法を編み出した人になるのではないでしょうか。徹底した顧客への個別対応がその方向で
しょう。顧客から見たマーケティングでなければおかしいのです。自分にサービスがなけ
れば他の全ての人にはサービスしたことも何の関係もありません。私にはサービスがない
との事実しかありません。今まで話してきたように商圏内において徹底的な顧客密着
が向かうべき方向です。固定化された顧客はどのような行動に出るのでしょうか。知人・
友人にあなたを紹介します。よく紹介キャンペーンがハガキ1枚で届くことがあります。
紹介されるとプレゼントがあります。これは消費者の心理を全く分かっていません。①ま
ず自分自身が紊得出来ないものは紹介しません。②紹介するとはリスクを負います、紹介
した商品がダメな場合それだけに留まらないのです。今まで時間をかけて築いた人間関係
が崩壊します。③紹介については金銭では動きません。結果としてプレゼントは受け取っ
てもプレゼントがあるから紹介する人はまれでしょう。逆に後でそのことが分かると嫌な
思いをするものです。これらも心理が大いに絡んでいる例です。紹介は受けられると大変
な効果があります。どうするか、紹介したくなる商品やサービスを作ることです。結
果は後です。マーケティングの一つの到達点でしょう。黙っていても仕事がまいこむので
すから。営業マンの薦める営業は顧客からすると常に半身半疑です、むしろ信じていない
ところからのスタートが普通でしょう。人が動かされるのは信頼した人からの紹介です、
全く疑うことなく購入するはずです。ましてや尊敬する対象が言い出せば尚更です。健康
食品に学者が推薦をよく書きますが、胡散臭いですね。それよりも愛飲者が発する体験が
身近です、でも知らない愛飲者も同様に胡散臭いですね。あなたの信頼した人からあなた
を動かすことが最適です。であれば顧客から信頼されている輪を拡大することが最も合
理的な方法であることが分かります。基本に戻るようですが、徹底した個別対応になりま
す。一人の顧客のために築ける世界とは何なのか。ノウハウを総動員して対応する世界を
築かなければいけません。一見回り道に見えようがビジネスは最初の一人一社から始まっ
ています。やりやすいのは顧客のニーズが日々変化することです。提供する・提案するテ
ーマには際限がありません。顧客のためにすることで叱られることもありません。ポイン
トは間を開けないことです、どのような小さなことでも(小さいからいいのでしょう)対
応するのです。その積み重ねが大きな世界を作る道筋になっています。紹介は頼むもので
はありません、頼んでしまいたくなる今の我々のサービスが決めています。顧客にリスク
やプレッシャーを与えることをやってはいけません。顧客の絶対数を追いかけるのではな
く顧客の選択をするのです。人脈図を作る話しはこのことを伝えたかったのです。図の中
の吊前での人脈関連を押さえましょう。
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