かつて資本家と労働者などと言われた時代がありました。現在では死語化しているので
しょうが、実は実態は全く変わっていません。もちろん時代の変遷はあります。これら2
つの対比が対立軸のような時代ではないのでしょう。同時に両立してしまう場面が生まれ
たことを。仕事を勘違いして働く時間であったり、努力の賜物であると言ったり、働き続
けること、長時間働くからいいのだ・・・未だにそのような見解が生きているようにも思
います。稼ぎ・儲けることに照準を当ててみると、本当にそれらが馬鹿げたことだと分
かります。本当に儲けている人・稼いでいる人は、働いていません。軸の違いはあ
ります、働く概念が違います。サラリーマンは労働者です。時間で身を売っている姿1
00年前と同じです。時間から時間までの仕事は労働者です。ここで言う働く概念は金儲
け出来ているか・稼いでいる(人、会社)かですから時間まで仕事場にいて、仕事をする
ことではありません。特に現在は頭をどのように使うか、企業が成長・発展するのはその
要因があるのです。ただ働くことが成功への道ではない話しもしました。これも事実です。
稼いでいる人は働きません、ただ単に働いても稼げないのです。働く=稼ぐではあり
ません。稼ぐのはその稼ぐルール(方法)があり、そのことを知っている人達によって
富は集中していきます。お金がお金のある人のところに集まるのはそのようなことです。
投資家がいますが儲かる投資情報が集まっていきます。一般投資家は一般投資家への(小
さな)情報であって、大きな情報は決して入りません。世の中はそのように動いているの
です。大きくは働く側と働かせる側に分かれています。成功とは生産性・効率化ですから
いかにどのような仕組みを作ればそのようになるか、成果が得られるかを考えます。経営
者で社員のように働いている人がいますが、何かを理解出来ていないのでしょう。儲ける
会社・経営者は人とお金を働かせることをよく知っています。儲ける人は働かないのです。
頭(知恵)を使って仕事をします。オーナー経営者は本来そうあるべきです。自分は働か
なくて何か(人、金、情報・・・)を働かせることの出来る人です。成功のステップで時
間が必要にかかる原因はここにもあります。中途半端に仕事の出来る人は現場仕事をして
しまうのです。オーナーは仕事(従来の枠組み・意味合い)をしてはいけないのです。オ
ーナーは方針(方向性)策定と、ネットワーク(人脈、仕組み・・・)を活か
す能力を発揮することが命題なのです。間違っても現場に深く入り込み、間違っても社
員の出来る現場仕事をしないように、世の中にある経営資源をいかに組み合わせ、活用す
るかにかかっているのです。それは同時に成功への時間を買うことにも通じています。
成功とは瞬間でのモード変更なのです。働くとは何か、働く時間の問題でもない。働く内
容なのです。オーナーの仕事は他者の有効的な活用になります。今も資本家は生きていま
すし、労働者は生きています。オーナーは最終、お金でお金を生み出す方向に進んで行
きます。そのことが最も生産性・効率がいいことを知っているからです。そして資金・資
産はある人を中心に集中していきます。あなたはどちらになりますか。
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