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成功へのレポート81

計画の大切さは何度も書きました。夢は実現する、それがスタートでした。 思い描いた以上にはなりません。トップで企業は決まってしまいます。トップが思っている 世界が実現範囲です。計画は達成に向けてのプロセスになります。どの企業も何らかの計画 を持っています。融資を全く受けずに経営しているところは少ないです。金融に対して毎年 事業予測であったり、計画であったりを提示しなければなりません。この計画と言う対象も 捉え方が随分変わってきました。昔はそれこそ絵に書いたような計画が書かれていたのです。 短期計画1年でしょうか、中期計画は5年でしょうか、長期計画は10年単位でしょうか。 そのようなスパンで見る時代がありました。経営計画書(私も作るお手伝いをして いました)は物件開発ともなると数十年先まで書かれていました。その前提は高度成長に あったように思います。経済や景気が止まる、発展がストップするなど誰も思わなかった S時代のことです。計画も必ず右肩上がりのものです。皆さんも計画で途中実績下降する ようなもの見られたことありますか。全て成長路線を描くものでした。時代が変わり、 予測すら立たない現状があります。各種予測がいくつも発表されますがほぼ当たったためし がありません。それ程予測することが難しくなったと考えられます。実際何年先まで予測 出来ますか。1年までではないでしょうか。5年も先は上透明です。読めないのです。 となると計画に年数も変わる状況になったのです。短期計画は3ヶ月~6ヶ月、中期計画が1年、 長期計画は3年と言う感覚です長期計画は夢を書く程度になります。 営業所全県に出している、商品を全国に伝えたい、人が育っている会社でありたい・・・ 程度の話が長期です。トップの一番の仕事はこれら方針を提示することです。 細かな数字ではなく、方向性の指示です。会社をこうすると明言することがトップの仕事、 その方針に基づき取り巻き(役員)が具体化のストーリーを固めていく、これが事業計画です。 思いの具体化が全てです。他に発表する場合には論拠を示さなければいけませんから、 予測のデータを固める必要はあります。事業は瞬間の勝負です。短期が異常に短いと感じ られる方もいるでしょうが、短期決戦なのです。私は会社が変わる時は3ヶ月だと時間軸 を設定しています。瞬間に変えられなければ実際成果など上がりません。経験的なことに なりますが、徐々に改善し改革することはありません。何かを変えようとするとポイント は3ヶ月です。1年計画もそのように捉えると十分過ぎる程の時間と言えます。企業が倊々 で発展する事実はここにありあます。徐々に伸びるのはその会社の枠組みがそのように させているだけです。成長は一気にきます。弾ける瞬間があり、一瞬に立っている場所が 変わるのです。そのような計画をまた見ることがありません。発展のイメージがこびり 付いてしまっているからです。実態を実感している経営者ならばそのことは理解出来るはずです。 ここに書いた内容を踏まえて計画を煮詰めていくことです。従来の絵に描いたような 昨年対比数%アップをし続ける計画などナンセンスなものはないのです。実態を しっかり見つめ、実態に即した本音の計画が書けるかにかかっています。


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