営業手法の話しはしてきました。具体化のための10項目を別途提示したのですが、
それらの根本にある考え方をここではお話しします。独立者(どの企業も)
の最大テーマは売上です。売上アップとは大きな括りでは営業方法になります。
マーケティングの世界であり、誰もが日々そのために努力しているはずです。
私は一般に言われている営業を個人ではしません。自分流の営業スタイルを持っており、
営業しない方法をやっているからです。もちろんいくつも書きましたように一枚のハガキは
考えて出しますし、これは私には営業です。ドアを開けてもらうためのものとか、
約束を取り付けて・・・そのようなことはしないというだけです。営業スタイルは異なれ、
一般の営業でいつも疑問なことがあります。営業の根本は決められた営業スタイルなど
ないということです。何か決まりきった営業が多いのです。何故あのような今まで
通りのやり方をやっているのか疑問なのです。例えば新聞折込広告を見てください。
業界の括りから見るとどの会社も同じに見えませんか。車関連、スーパー、ホームセンター、
電気屋、住宅、パチンコ・・・。どれを見ても同じイメージの内容です。ちなみに会社のブランドを伏せて
みてください。どこのものか分かりません。同様に営業マン、例えば保険のセールスがよく来ますが
全く同じ営業をされます。外資系の新たな営業スタイルが提案されましたが訪問スタイルの営業は
資料を持って伺う従来のままです。基本的な私の考えは随所に書いてきましたので感じてもらえると
思いますが、固定概念無視(成功事例は参考にしますが)、だから旧来手法が全てこれからも通じる
とは思いません。つまりこと営業に対しては初期目標達成のためにあらゆる方法を駆使し、
何でもありなのです。あえて言えば法律・人間性・哲学・社会性等の当たり前の原則は守りますが
売ることに対しては何でもありではないでしょうか。分かっていただけるでしょうが、
押し売りなどもってのほかです。強制力を働かせるのではありません。昔聞いた話しですが
どの家庭にも入れる方法があります。雨降りにあえて濡れて行くのです。人間は本来性善説です。
濡れた人を拒めないのです。まず入れます、少し親切な人ならばタオルを差し出します。この範疇です。
話しを聞いてもらうためには工夫します。私はどの会社でも入れる(採用)と若い方に言います。
どうするか、オーナーのところに手紙を書くことと、毎日訪問するのです・・・あなたがトップで
そのような若者が来たらどう対処しますか。答えは見えました。私が言いたいのは営業社員が
売りたい気持ちであったらどのような方法でも考えるのです。あまりにも正面から月並みな
方法をしていませんか。訪問営業で一度断られると二度行かないケースなど最悪です。
突然訪問された会社の気持ちになったら分かります。二度と行きませんから永久に売れません。
一度目はパンフだけ、二度目は・・これが作戦です。企画も同じです。トップも新人も同じ
保険のパンフおかしいです。トップへのプレゼンは個別対応に決まっています。
事前にあらゆる情報を既に入手して企画を書かなければ話しになりません。そのような
単純なことも分からずに営業している会社・担当者が大半です。ここでも担当者が実は
自らの営業を縛っていませんか。
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