外のメンバーも含めて強い組織の条件に「一体化《があります。金太郎飴ではありませんが、
タガが外れると組織は簡単に崩壊します。トップ以下現場末端に到るまでの組織の状態が再度
見直されているように思うことが多々あります。企業には設立目的があり、方針があります、
末端まで何らかの現場方針があるのでしょうが、その間に一貫性が求められます。
トップの役割に組織を一つに纏め上げる要素があります。常に言い続けるだけでなく、
形として表現しなければなりません。トップからのプレゼンテーションと言ってもいいのでしょうか。
競争状況下、どうしても日々競争相手を意識しがちです。マーケティングが外に向かうケースが
多いですから組織内が多少おろそかになったり、何かと遅れがちになったりします。競争に
負ける場合があるとするとその真因の大半が組織内にあると断言出来ます。顧客との関係
しかないと説明しました。我々は対顧客が全てです。対顧客に対してが、まずあり、
そしてその対顧客への対応を具体化するために組織内(社内)があります。その組織をスムーズ
に運べるかはまさしく自らのまとまりになります。トップを中心に主役は現場ですが、
統一感のある仕事の場が形作られていなければ一瞬にして崩壊の危機を迎えることになります。
一貫性とはそのような一体化を現しています。問題の大半は組織内にあること成功も失敗も組織内です。
小さな事業の段階であれば家族をも含めた一体化になります。家族の理解がなければ何をして
いることか分かりません。家族の協力は収入の安定だと考えます。稼ぐことを強く前面に押し
出していることの理由はそのことなのです。また一体化への努力がいりますから、トップ自
らの言葉でその都度語っていかなければいけません。人は感情で動きます、
かってな想像で動きます。その中には立場でしか理解出来ないことが混ざります。トップの考え
・気持ちは部下には分かりません。だから機会ある毎に語ることが必要になります。会議を通しても
必要ですし、コミュニケーションの場を作ることでもあります。単なる集まりでは意味をなしません。
人を中心にした販売組織の場合は多くの時間をこの役割を担わせることで設定します。
打ち合わせや会議は少ない方がベターとは思います。しかし大切なことは中味です。実のあるものは
時間もいるでしょうし、無意味な集まりであればすることすら上要です。そして個々人の
モチベーションを向上させることには時間を割くべきです。そのために集まり、語らい、話し込む
時間を惜しんではいけません。同じ職場の人に関心のない上司であれば最悪です。個人のことに
深く入ることは問題でもありますが、一歩も二歩も関心を持たなければなりません。人の紊得を
得るためには時間も労力も惜しんではいけないし、その中から実は次の事業のヒントがあるのでしょうし、
現場主義と言われるように顧客の接点に全ての答えがあるはずです。現場中心であることには間違いはありません。
組織内をまとめ上げられなければ営業の戦力化も図れません。スタッフ部門もまとめなければなりません。
どの機能も外せないし、上必要な組織などないのです。お互いが自らの役割を全うするためにも
全社一丸になって組織を作り上げなければなりません。
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