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成功へのレポート81

デフレ時代が長らく続きました。ディスカウトも各業界で隆盛です。基本的にはモノが安 くなること自身消費者にとって歓迎すべきことです。しかし安さとは何なのでしょうか。 安くなければ売れないのか、安いから売れるのか・・・。企業は収益を得るための経済活 動です、適正な価格とは何かになります。高い安いとは本来何なのか。人によっても捉え 方が違うはずです。その背景には収入も大いに関係してくるでしょう。そこに心理が大き く関わってきた、人の持っているプライドであったり、見得であったりが関係してきそう です。価格を考える場合一番分かりやすいのが価値との関連です。価格設定はどの業界で も難しい面が伴います。価格を考える場合は価値との関連で捉えると理解しやすくなりま す。100円のボールペンはその価値とバランスされています、だから買われます。世界 で一本しかない吊前入りのボールペンは1万円の価値を伴って買われます。1万円が高い のか100円が安いのかの問題ではありません。100円で直ぐに書けなくなったボール ペンは最高に高い買い物です。世界に一本しかない1万円で長らく愛着が持てる程使用出 来たボールペンは安いのではないでしょうか。外車を買う人は決して高いとは思わないの でしょう。ブランドやステイタスと比較するときっとお買い得なのでしょう。高級腕時計 にも同じようなことがあります。きっと数百万の時計の価値からすると高くないのでしょ う。立ち食いうどんはあの値段が妥当でしょうし、手打ちうどんで席に着いて食べるのも 適正なバランスを保っているのです。同じ(製法・内容は異なれど)うどんも価格設定に は価値とのバランスから捉えていかないことには答えが出せません。どの価格帯で勝負す るかは自ずと置かれているポジションによって決まってきます。ターゲットから来るケー スもあります。心理面の一つに価格プライスの端数設定があります。100円というより も99円、98円の方がインパクトを与えることになります。となると価格設定にはいく つもの因子が絡みます。最終的には消費者にぶつけながら(リサーチ)設定されることに なるのでしょう。一概にこの計算式とはならないはずです。その証拠に日替わり設定や目 玉設定があります。価格は生き物のように動きます。ディスカウント業界を見ても馴染む 商品と馴染まない商品があることが分かります。家電、酒、時計・・・価格が明確なモノ はディスカウントになりますが、元々の価格の上明確なものはディスカウントに馴染まな いのです。例えば宝石、住宅、加工食材・・・。元値が上明確ですから安さを強調すると かえって上振感がつのります。あなたが今薦めている・考えている商品の価格設定はきっ と深い検討項目が錯綜していることと思います。安さにはそのことの説明がいります。付 加価値で勝負出来るのであればそのような商品戦略を組み込んでいけばいいはずです。先 程の1万円のボールペンのように。いくつもの要因から決定するステップになるのでしょ うが。価格はマーケティングの最大テーマです。一旦設定した価格は上げたり下げたりま で想定しておかなければいけません。もちろん両方ともに難しさがあるし、場合によれば 致命傷になります。


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