それでは接遇においてふさわしい「目」とはどのようなものでしょうか。
その前に、私たちはどのような「目」で迎えられたいと思うでしょうか…。
私は「やわらかな目」が最もふさわしいと感じています。
なぜなら‘やわらかさ’はどんな人にも心地良く、人の心を開く鍵でもあるからです。私たちの心をやわらかに備えることは、小さな窓である「目」を開くことであり、相手に心地良い風を届けることができ、スムーズなコミュニケーションが動き出すのです。
難しいことはさておき、まずは鏡を見ながら「やわらかな目」を作ってみてください。そしてそれを筋肉に覚えさせるまで練習し、この美しい目を体得してください。
私たちはいつも誰かに360度見られています。その中で唯一「目」だけが相手と合わせることの出来る器官です。この小さな目をあなたの思いやりを伝える窓にしてはいかがでしょうか。
私はこのコラムを通してお伝えしていることは、アロマテラピーで使用する「精油=エッセンス」のような情報です。非常に純度の高い精油は1滴で十分効果があります。このわずかな1滴を味わい楽しんでいただければ嬉しいかぎりです。
Chisato Fujii
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