前回に引き続き、国際人として知っておきたいマナータブーについてお話したいと思います。
大声・あくび・いねむりに続き、今回は「時計を見る」です。
歓談中、商談中に時間が気になる…時計を見たいけど、見づらい… このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
結論から言うと、相手に感づかれないように時計を見るのがマナーなのですが、簡単ではありません。 工夫がいるのです。たとえば、額の汗をぬぐいながら目線を落とし腕時計をちらっと見る…、咳払いを一つ、口元を押さえつつ目線を落とす…、室内をほめながら壁時計などを見つけ時間を確認する…などなど…。 涙ぐましいほどの細やかな演技力が必要です。しかし、これほどまでに神経を払える人は、仕事上もまた対人関係においても細微にわたり配慮の出来る人だと言えるでしょう。
|