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各業界の専門家によるコラムを掲載していきます。
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特別寄稿

「おおきに」、「だんだん」、「にふぇーでーびる」、「サンキュー」、「ありがとう」。
地域によって表現はいろいろですが、みんな「感謝」を伝える言葉です。

「ありがとう」の経験は、皆さんにもたくさんおありだと思いますが、どのように伝えていらっしゃいますか。

先日、ご近所の方がオフィスにいらっしゃいました。
「この間はありがとう」、そう言いながら、北海道から送ってきたという鮭の切り身を下さいました。
そういえば、車で病院までお送りしたことがありましたが、わざわざお礼をしていただくほどのことでもなかったのです。同じ方向だったのですから。
けれども何度も「ありがとう」と言っていただき、やはり嬉しいものですね。しかも、腹身のいいところばかりを私にくださり、その方の思いやりを感じ、こちらこそ「ありがとう」でした。

(お礼って、何回くらい言うのがいいの?)
こんな質問を受けたことがあります。

もちろん正解はひとつではないでしょう。
気持ちを表すものですから、ルールはありませんし、
作る必要もないと思います。
けれども最近思うのです。プラス1の「ありがとう」が大事ではないかと。

たとえば、いただいた年賀状を整理しながら心の中で「ありがとう」。
言葉に表さなくてもいいのです。
当たり前のようになっているお付き合いや出会いに、あらためて感謝する…、それが出来る人って「素敵」ではないでしょうか。

フィンランドのヘルシンキ市では、ゴミを捨てると地元の有名人の声で
「サンキュー」というゴミ箱が設置され、話題になっています。
また、「トイレはきれいに使ってください」とお願いされるより、「きれいに使っていただきありがとう」と
感謝された方が、受け入れやすいですよね。
「ありがとう」は万国共通、みんなが嬉しい言葉なのです。

身の回りにある様々な事柄に目を向け、「プラス1のありがとう」を思うとき、しみじみと感謝がわいてきます。
そして何より元気になるのです!
いただいた鮭を焼きながら…食しながら…「プラス1のありがとう」に満たされ、
心もおなかもいっぱいになった私でした。
Thank you for your welcome !
Chisato Fujii



筆者 : 藤井千里/プロフィール
  • 全日本空輸(株)入社 キャビンアテンダントとして勤務
  • 航空会社受験予備校講師を経験
  • 2001年「和顔サービスCOMPANY」(現.株式会社和顔)を設立
  • SAMURAI塾2008年1月セミナー「第一印象10秒戦略」講師
  • 2008年2月 SAMURAIグループ 専任アドバイザー就任


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