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各業界の専門家によるコラムを掲載していきます。
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特別寄稿

キャビンアテンダントと言えば‘接客のプロ’というイメージをお持ちだと思います。実は第一の任務は‘保安要員’なのです。そのため、常に五感を働かせて仕事をするよう口酸っぱく教えられてきました。 五感の中でも特に視覚・聴覚・嗅覚は安全飛行には欠かせない重要な感覚です。

最近では消臭グッズも出回り、お部屋はいつもクリーンな環境、生活臭もかき消され、今や私たちの嗅覚はぼんやりしてしまっているかもしれません。
接客やコミュニケーションには感性を磨く必要があると言われていますが、嗅覚を磨くことはその一つだと思います。

面白い記事を目にしました。フランスの男性が初めて香水を使い始めるのはティーンエイジャーの頃なんだそうです。 さすがフランス!文化の違いでしょうか…ずいぶん早いデビューです。この記事を読んで、以前日野原重明先生から味覚教育の大切さ、 特にティーンエイジャーまでにしっかりと経験させることが重要であると教えていただいたことを思い出しました。

また、高層マンションに住む幼児は、高い所を怖がらない傾向にあると聞きました。環境によって、感覚が鈍ってしまうことは大いにあるのですね。 われわれ大人も知識偏重ではなく、五感のことを忘れてはいけないと思います。
話は戻って、嗅覚は他と違って本能的な感覚なので、好き・嫌いなど大変わかりやすく、その人らしさが現れます。 命あるものには香りがあります。この世には数えきれないほどの香りがあるのです。自分らしさを消臭してはいけない、自信を持って香り立たせて欲しい、そう願わざるを得ません。

さて、消臭グッズとは裏腹に、お香やアロマオイルなど「香りもの」もよく売れています。みんなが「におい」に注目しているのでしょう。 難しいことはさておき、まずは自分が好きな香りを探してみてください。好きな香りには必ず癒しの効果があります。また香りに意識を向けることで嗅覚が鍛えられ、感性が豊かになります。

そして何よりも、「好き」を大切にするライフスタイルこそが、私たちを元気にしてくれると思うのです。
Chisato Fujii



筆者 : 藤井千里/プロフィール
  • 全日本空輸(株)入社 キャビンアテンダントとして勤務
  • 航空会社受験予備校講師を経験
  • 2001年「和顔サービスCOMPANY」(現.株式会社和顔)を設立
  • SAMURAI塾2008年1月セミナー「第一印象10秒戦略」講師
  • 2008年2月 SAMURAIグループ 専任アドバイザー就任


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