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特別寄稿

「あの人は、クセのない人よ〜」…こんな言葉をお聞きになったことはありませんか?これは控え目な褒め言葉ですよね。
  ではここで、「クセのない人」を思い浮かべて下さい。……?……
不思議ですが、案外思い浮かばないのではないでしょうか?
‘無くて七癖’という言葉のように、誰にでも多少の癖はあって当たり前。 「クセ」がその人の味わいになっていることも多いのです。
けれども、プライベートはさておき、オフィシャルな場面では、マイナスになりかねない「くせ」については、まず自覚しておく必要があると思います。

前回も話したように、私は時々学生に就活指導をしているのですが、「う〜ん、このクセがなかったら…」そう思うことがしばしばあります。
髪を触る、話す時に身振りや手振りが多い、考えるときに唇をかむ…など。
  指摘すると、ほとんどの学生が「え〜?そんなことしていましたか!」と自覚ゼロの返答が…。
しかし学生はまだチャンスがあるからいいのですが、指摘されることが少ない立派な(?)社会人こそお気の毒かもしれません。

以前、食事中にしょっちゅう箸をなめる人がいて、とても気になったのですが、言えるものではありません。
このように、人の「くせ」って機会がないとちょっと言いにくいんですよね…。

けれども、無意識のちょっとした行いが習慣化されたものが「くせ」なのですから、取り組む価値は大いにあるのです。
小さな「クセ」が、全体の印象を下げてしまうなんて、本当に残念、もったいないことだと思いませんか?

ちなみに、私は娘から「絶対」という言葉が多い、と指摘されました。
「え〜?そうかな〜」と自覚ゼロの私。けれどもそれ以来、「あ…今言った」と自覚できるようになりました。 「絶対」なんて、頻繁に使う言葉ではないですね〜。
反省いっぱい、まだまだ勉強中の私ですが、自覚ゼロから1へ進んだことは、大きな一歩…感謝です。

Chisato Fujii



筆者 : 藤井千里/プロフィール
  • 全日本空輸(株)入社 キャビンアテンダントとして勤務
  • 航空会社受験予備校講師を経験
  • 2001年「和顔サービスCOMPANY」(現.株式会社和顔)を設立
  • SAMURAI塾2008年1月セミナー「第一印象10秒戦略」講師
  • 2008年2月 SAMURAIグループ 専任アドバイザー就任


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