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成功へのレポート81

人材に対する捉え方も時代と共に大きく変化したものはありません。 アウトソーシングの用語に象徴されるようにかつてなかった時代です。まして登場した時には外部の人材を委託するようなことは考えることが出来なかったのではないでしょうか。 人材は自前で準備し、採用し、育成し、数年の年月をかけ、役割別の立場に成長する。人事テーマは経営の根幹であり、その専門部門が担当し役割を担ったものです。
主体は内部にあり補完機能として外部の力を活用して研修があり、セミナーがあったりしたものです。ましてや社内の情報(ノウハウ)の流出を考慮すると怖くて入れられなかったのでしょう。 しかし改めて考察すると実は今日で言うアウトソーシングは昔から機能としてはありました(用語としてはなくとも)。
例えば士族の業務はアウトソーシングでした。経理・法務・特許・・・です。印刷関連の業務も同様でした。何も印刷機を社内で所有し、輪転機を回してチラシ・パンフ製作していません。

人材の派遣、業務の請負となると近年でしょう。導入への企業ニーズ等多種あるのでしょうが、私がここで取り上げたいのは経営資源の分散についてです。
時代の流れで大きく変わったのは仕事を機能的に見るようになったことではないでしょうか。旧来の概念が払拭され年功序列や終身雇用とかの今では死語になった言葉(変化)です。 業務(成果)を問われているのであり、実績(収益)貢献が明確になっただけではないでしょうか。となると社員であるとか、アルバイトであるとか、派遣であるとか・・ではなく、 誰が事業成果を達成しているのか、実績をどの部門が達成させているのか等が問われているだけではないでしょうか。そして最も目的を達成させる組織や人材を必要とした。 結果経営資源の分散が起こった。すべてを自前で整える、莫大な経費を使い時間を投入して実現を目指した。世の中全体が右肩上がりの成長がごく当たり前であった時代のなごりとしか言いようがありません。
人件費のみではなくあらゆる場面で今経営資源の活用が拡大してきたのです。企業目的を達成するための最善の方法論とは何か。これしかないのでしょう。

では社内か社外か、最善の組み合わせが求められ、それらに応えようとしたために人材業界が成長した。企業のニーズと提供側のマッチングが発生した。
むしろ成長過程からスピードを要求され応えたのがアウトソーシングであったと言えます。そして重要なことはその機能の活用の仕方になります。
いかに使いこなせるか、企業側の体制(理念、育成)が不可欠になります。
現実社内のみで会社運営が最高の成果を上げうるほど環境は生易しくなく、あらゆるノウハウの組み合わせを短日に作り上げることが急がれる。
そして企業風土、アイデンティティとしての企業ポリシーや理念の社内への徹底は同時に形を変えて実現化を目指すことになります。


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