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成功へのレポート81

長年仕事をしてくると、多くのことを学びます。振り返ってみるとあまり心配性でなかっ た自分がいます。でもその瞬間・瞬間には頭を抱えてどうしようかと考えるシーンがなか った訳ではありません。特に若い時には実際大変なこともあったのですが、人間が成長し ていくと力が付くのでしょうか。度胸と言ってもいいのでしょう。まず気持が動転するこ とがなくなります。私がサラリーマンを辞めた時にもあまり先のことを考えていなかった ようです。もちろん明日から収入が途絶える訳ですから普通の人は次の仕事を決めて行動 することになります。独立を目指されている多くの人の現状・心境は分かりませんが、中々 一歩を踏み出せずにいる人も多いようです。辞めてみると理解出来るのですがどうと 言うことはないのです。しかし、一歩踏み出せずにいる人はサラリーマン時代の置かれ 方にあるように思います。簡単に言えば与えられ仕事をしていた人は、独立は厳し いです。会社を辞め再度違う会社に就職(就職の選択肢しか描けない位の範囲が出来てい る)がせいぜいです。体験したことのない世界に何の準備も体制も持たずに突入するほど 危ないものはありません。独立する人は就職時点ですでに独立予備軍の体制(マインド) が出来ているのです。例えば会社内である程度の役割りを担った人でなければスタートも 切れません。今サラリーマンでこれから独立をすると考えてレポートを読んでくれている 人は是非今の立場で社内成功を勝ち取ってください。そうでなければ外に出ての成功は ありえません。置かれた立場で力を付ける、社内のノウハウを盗めばいいのです。会社 を大いに活用(利用)して自分の能力を高めればいいのです。そのことは全く遠慮する必 要はありません。会社は困れば人を切ります(リストラ)。社員は子供のようだ・家族のよ うだと言われても最悪の事態になれば切るはずです。大きな費用から押さえていきます。 切らなければならない状況にあると理解もすべきでしょう。あなたが辞めることは止めよ うがありません。ドライな発想かもしれませんが、私はそのように思っています。会社も 切ることがある、社員も辞めることがある。辞めることは仕方がないが、上を目指した退 職を願いたいものです。落ちていくなど誰でも出来ます。独立を目指し辞める社員がいた ら褒めてあげたいほどです。そのような社員はほぼいませんから。計画を立てて辞めるイ メージよりも辞めるときに辞める決意が重要になります。それまでにしっかり(辞めるた めにではなく)力を付けておくことが成功への近道ですし、その段階にまで達していれば 「驚く」ことが起こらない実感を得られるはずです。営業で活躍した人が商品を変え ても成功している。営業の力を付けたために、困難を感じなくなるのです。驚く自分がい ないのです。全てそれでうまく行くかはまた別の話しになりますが、スタートとしては最 高にいい環境にいるとは言えます。年齢的に何歳がそのような段階かは人によります。力 が付けばいくつであろうが一歩踏み出すべきです、驚くことなど起こらないと信じてくだ さい。力が驚きの対象を吹き消してくれているだろう。そして時間が経過すれば(私がそ のような段階です)、何だ、驚くべきことはなかったと理解出来ます。


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