SAMURAIグループは、企業のトータルマネジメントサービスを行います。

成功へのレポート55

国がいよいよ自立塾を全国に普及させようと動いています。私も自立塾を関西で開催させてもらいました。国の説明ではメーカー等が下請け(構造)から脱却して真に自立出来る企業であり、そのような環境作りのことを言っているようです(一つの概念ではないようですが)。

私は昔から自立という字ではなく、自律を使っています、何か言葉に持たせたい意味合いを考えるとこの字になってしまいます。私がこのレポートを書くことになったのも元々は「自助自律」出来る人間で自分自身がまずあり、一人でも多くの人がその世界に入り・近づき成功者になってもらいたいと考えたことが動機になりました。自己実現が人間成長の一つの頂点であることは確かでしょうが、自己実現するにも自分(アイデンティティ)の存立が不明な人はまず自律でしょう。時代は正に逆の方向にきていることも聞きます。モラトリアムに始まり最近では寄生虫とまで若者を蔑称しだしています。

自分とは何か、「自分がしたいことは何か」自分の存在は何なのか、自分は社会でどのような役割りを担当するのか・・・結局自己証明ということになりませんか。到達地点を定めることが出来るためには全体を見ている自分が居ないことにはいけないのです。

スマイルズ著「自助論」を読まれた人多いのではないでしょうか。私も若いときに読み、今でも何かあると思い起こすテーマです(再読)。結論は一つ「天は自ら助くるものを助く」これだけです。誰も助けてくれません、親だって家族だって誰もです。自分に甘い人が居ます、そのような人、上司に持った部下は人生最悪ですね(それがまた多いです)。自分に厳しい人で他人に対し厳しく(実は優しい)そんな上司が必要ですね。起業しよう・独立しようとする人、全責任は自分ですよ。

事業開発を進めていく上で(私はFC事業に関わることが多かったのですが)、加盟店を見ていると3つのグループに分かれます。成功者、失敗者、真中の固まり(実は不平分子)。FCは成功パッケージ販売ですから成功させろ、誰でも成功でしょうと勘違いした人が結構います。成功パッケージをお金で買っていますが成功自身を買っていません。成功するための時間を買っているのであり、成功は加盟店次第でしょう。このことが原則ではないでしょうか。

他人依存の人は手をやきます。最悪責任転嫁です。きっと育つ中でも親に対しても先生に対しても友人に対してもいつもそうだったのでしょう。自分がしっかり自律し、自分をしっかり持っていることがどれだけ重要でしょうか。このことを外して成功などないでしょう。100年も前に書かれ訳され維新の青年が読みに読んだ上記書籍が伝えようとしたこと、字の読めない人がまだ多くいた時代、100万部以上売れたようです、今も読むことが出来ます。100年あまり読み続けられた迫力を感じます。特に起業・成功しようとする人是非じっくりと自律について検証してみてはどうでしょうか。そして「働くことを賛美」しています。我々はビジネス世界にいる以上その原点は「苦にせず働くこと」です。自律していくことも簡単ではないのでしょう。自分の本質に向かって自問自答してほしいのです自分との出会い!キーワードです。

←バックナンバーへ戻る前号へ次号へ