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成功へのレポート63

人物評価は大変難しいテーマです。心理学が対象学問でしょうが明確な答えを聞いたことが無いほどです。ビジネス世界としての人物評価となると仕事が出来るか、実績出しているか、成功しているか、稼いでいるか・・・このようなイメージでしょうか。

実績結果出てしまったものは誰が見ても分かりますし、私は結果主義ですから結果を出した人が正しいという評価を下します。部下評価(査定)も同じ、新人は別でしょうがキャリアを積んだ人材については90%実績を見ます。営業数字であれば粗利益管理をします。 最終キャッシュ管理による評価になりますが、先行投資等施策戦略が絡みますので基本的には粗利益管理をし、業態化(売り方)を強化、物販でもサービス化を目指す以上粗利益率は高くなりますから経費管理でなく粗利益管理で利益が確保できる営業体制を先に確立するためです。 売上管理をベースにされている人(企業)は最低粗利益管理までは進めてほしいところです。

経費管理は次のテーマで結構です(エネルギーがマイナス方向に向かうためです)。人物評価ではプロセス重視もあるのですが、結局数字でプロセスも反映されます。プロセスにミスがあったとすると実績は出ません。実績の伴わないプロセスは間違っていると断言すべきです。
例えば売れないのは間違いです。汚い(このことは正しくないのですが)ラーメン店でも売れていればいいのです。売る人材が正しいのです。売らない人材は間違っています
ただし、単年、短期のみの評価では判定間違います。決算と同じで単年粉飾は可能でしょう、でも数年は無理が重なり判明します。同様に人物評価も単年評価では間違いが起こりえます(悪く言えば帳尻合わせ、在庫操作のように何とかなる部分があるのです)。
人物評価で精度を上げるコツはいきなり完璧を求めないことです。所詮人間が人間を評価するのです。私は実績主義に徹しているのは、単純化したためです。人の話しも成功者からしか聴きたくないのです。稼ぎもしない人の話しは参考にもなりませんし、エネルギーもいただけません。言葉で上手に話したり、パフォーマンスに長けた人がいますが、実績チェックで評価することで正しいところに近付けます。
何をしても稼ぐことが正しいのかとなれば違います。正しいことでなければ長く続かない、人を騙し続けられないのです。必ず破綻します。少し時間を置けば評価自身正しい方向に向かって結論が出ます。

もう一つ評価の軸にしていることがあります。「行動」です。言葉は何とでも取り繕えます。表現がうまい人もいます、プレゼンテーションが上手な人もいます、服装・見栄えにお金をかけて着飾っている人もいます。人間は他人を一瞬に評価する面があります、第一印象というものです。だから笑顔、姿勢、服装・・・が重要となり接客マナー研修が行われるのです。
しかし、いま我々が頭に置いているのは、一瞬ではなく多少の時間をかけた評価です。言っていることではなく、行動をしっかり見るのです。遅刻はダメだと言ってやっている人、ゴミを平気で捨てる人、乱暴な言葉を吐く人、人の話しをなめたような姿勢で聞いている人・・・。小さな行動を見るのです、落ちているゴミを素早く拾える人はやはり正しいです。行動評価による積み重ねが正しい評価と私は決めています。

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