情報は必要性によって集めることから始めます。不必要なものを捨てる重要性は話しました。
情報の選択について考えると、「真実とは何か」が気になりだします。私の判断は「売れているもの」が全て正しいとのジャッジを持っています。
売れているから、成功しているから正しいと判断します。マスコミ・新聞・雑誌・HP等から得られる内容の信憑性になります。
私はマスコミ報道をほとんど信用していません。「事実」(売れている、成功している)から情報を取らなければいけませんが、報道されるものにはある種の意図が働いていることが分かります。
私の経験でも知り合い・顧問先の企業がマスコミに取り上げられているケースがあります。話題性・読者の支持・評価から作られていることから真実の報道とは距離を感じます。
読者にとってのメリットがあるかどうかが主要テーマになる以上事実からも遠ざかります。我々はありのままの真実・事実を見落としてはなりません。
リサーチも事実から見ることがポイントになります。店舗商品であれば店内商品在庫を調べます。ちょうど商品棚卸しをやっている状態がリサーチです。
例えば倉庫在庫はリサーチの必要がありません。顧客から見えるものが商品ですから、目にしない商品はリサーチの対象にはならないのです。
これが店頭における事実です。商品の場合はモノですから明確になるのですが、サービス商品の事実は一見捉え難いのですが、接客をそのまま録音すればいいのです。
録音されたものを事実として分析する(比較)ことで自社の強み(弱み)が分かります。企業力把握も最初の段階はこれらの事実の比較となります。
人の判断や判定が入り込むと、その方の判断が正しいのであればいいのですが、間違った情報にすり替わる可能性が大きいはずです。
正しい判断を得られる自分の環境を整えるとすると、自分の師を作っておくことだと言えます。その師の発言をジャッジ基準にすればいいでしょう。
その人物を見つけておくことが不可欠なのです。師は誰なのか。その人が推薦するものを選択するのです。自分に力がないうちは師に選択させるべきです。
自分で情報を選択しない。選択されたものをそのまま受け入れる、情報も師に聞けばいいのです。どれが真実ですか、何が事実ですか・・・。
そして集めたものを組み立てていく、これがポイントです。そのように追求していくと本当に慣れるまでは、自分から情報を集めないこともいいのでしょう。
信頼できる人から情報を聞き出す、推薦してもらう。この方法がベストでしょう。
選択力、選択眼が身に付いてきたら、自分で選択に入る。モノとしては事実関係を積み重ねる。
そして知りえた情報を数度読み込むことも大切です。時間を置くことも大切です。勉強のための情報であれば、最低5回は再読すべきです。
読み方によって同じ内容が別に見えることがあります。このレポートも同じです。時間を置いて何度も読んでもらいたいものです。
違った内容に見えてくるものも内容によってはあります。いくつか項目が絡み合うことでまた違った内容に読めてくると思います。
そして不必要な内容は捨ててみることもありますし、あなた自身の言葉に置き換えて情報を活かしてもらう方法もいいのではないでしょうか。情報とはそういうものと言えます。
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