SAMURAIグループは、企業のトータルマネジメントサービスを行います。

2008年3月セミナー開催報告
3月21日(金)午後6時より、(株)ウエダ本社様のご協力の下、『組織力向上と人材育成』をテーマに第3回セミナーを開催いたしました。塾長挨拶、前回セミナーのおさらいに引き続き、前半は『人財バンザイ!!〜成功企業はこう育てる』と題し、SAMURAI塾専任コンサルタント 高井明講師にご講演いただきました。
2008年3月セミナー開催報告 2008年3月セミナー開催報告
企業内で人財育成をどのように進めるか、まずは企業としての育成マネジメントの必要性をあげられました。経営者(トップ)の理解として、結果を明示すること、そしてそれを戦略>方法>手順というふうに、エグゼクティブ(上級管理職)から末端の社員まで落とし込んでいく仕組みをつくる。企業である以上収益を追求しなければならない、そして社員へ「収入(給料)の3倍の粗利益を稼ぐ」ことのすり込みを徹底、何のために働くかの目的を明確にするとともにその際の手段に条件はつけない(自分でやらせる=参加型)ことが大切であると指摘されました。その中で、「教育」となるとどうしてもスパンを長くとらえてしまう傾向があるが、速効性(早期人材育成指向)の面から、社員教育を一律にとらえるのではなく、できる者から与えてやることが必要とのことでした。
次に、「個人のマインド(個人の欲望)を押さえなければ人は動かない」との大前提から、上司(幹部)の仕事は部下の収入(給料)を確保することであると位置づけられました。つまり、その企業における役職の上がる(給料の上がる)ルールを末端の社員まで明確にしておく必要がある。階段式から成果配分型への賃金体系の移行、適正な評価制度と人事考課の必要性を強調されました。
さらに、吉田松陰の松下村塾を成功例として、社員の長所進展に尽きる、その方法として本人の「できる」こと(特徴)を指摘し、「できる」と思わせることが必要であると呼びかけられました。
2008年3月セミナー開催報告 2008年3月セミナー開催報告 2008年3月セミナー開催報告
後半は、参加者の方を対象とした座談会を行いました。
セミナー3回目にして初めての試みでしたが、「少人数制の意見交換の場を作り、問題解決を実践的に行う。その中からお互いのニーズも引き出す。」というSAMURAI塾の原点に戻ったかたちで、特にテーマを決めることなく、参加者の方には自由に発言していただくことができました。
ご質問の中には、参加者の方の運営されているウェブサイト(京都の観光地や旅館・ホテルなどの施設を外国人向けに紹介)への掲載店を増やすには、といった具体的な内容もあり、参加者全員でウェブサイトを実際に見て検討しました。次回以降のセミナー開催においても大変参考となる貴重な時間でした。
2008年3月セミナー開催報告 2008年3月セミナー開催報告
末筆ではありますが、ご多忙の中、ご参加頂きました皆様ならびに、ご協力頂きました(株)ウエダ本社の皆様に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。次回以降も内容をより充実させ、実践的な学びの場を提供していきたいと思います。ふるってご参加のほう、よろしくお願いいたします。

『人財バンザイ!!〜成功企業はこう育てる』(高井講師)
・人材ではなく「人財」について聞けて、参考になりました。
・「人財」教育、具体的でわかりやすく、シンプルでした。
・「早期人材育成志向」を聞いて、時間をかけて人材を育てることとは、一つずつ仕事をゆっくり
 教えることではない、と思いました。
・本質徹底、理解しやすくありがたい。

参加者を対象とした座談会
・座談会はとても刺激的で、参考になりました。
・違った方向からのアプローチ等をみつけたいと思います。
・自分の悩みを打ち明けられる良い場だと思いました。
・スピーディに遠慮なく意見を聞いていくほうが良かったと思う。

←最新報告へ戻る