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2008年5月セミナー開催報告
5月16日(金)午後6時より、(株)ウエダ本社様のご協力の下、第4回セミナーを開催させていただきました。
共催者挨拶および塾長挨拶に引き続き、旬な話題である『労務管理における企業責任〜福利厚生と共に企業に求められること』についてアリコジャパン大阪桜ノ宮AO 杉村公三郎チーフコンサルタントに、『新規事業展開!その前に』と題し、おなじみSAMURAI塾専任コンサルタント 高井明講師にそれぞれご講演いただきました。
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前半は杉村講師にご講演いただきました。まず、@「労務管理」およびA「福利厚生」を企業経営における「守り」の部分として位置づけられました。その中で、労務管理の欠如が企業に与える影響と企業のとるべき対策等を、資料を用いながら具体的に示され、労働環境の整備および労働時間の適正な管理の必要性をうったえられました。また、福利厚生については、過重労働による健康障害の防止だけでなく、メンタル部分のケアの必要性もお話いただきました。
次に、B「人材(財)育成」を、さきほどの「守り」に対して「攻め」の部分として対置され、人材を育成していく中でこの効果を最大限に発揮させるためには、職員の「志」および「愛社精神」にうったえかけるものが必要であるとお話されました。賃金体系や一つ一つの業務マニュアルを整備することも必要だが、それよりもまず「頑張るビジョン」をイメージできることが大切で、さきほどの「守り」の部分とあわせて、職員の「この企業にいてよかった、この企業のためにも頑張る」という「安心感」につながるとのことでした。
ともすると抽象的な話になりがちなテーマではありましたが、ごく平易な言葉で参加者全員に分かり易くご説明いただいていたのが印象的でした。
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後半は「新規事業展開」をテーマに高井専任講師にお話いただきました。大前提として新規事業とは何か、何をするのかについて、@まず「好き」である、A企業またはそれを行う者の「体質」を考える、という入口のジャッジが重要となるとのことでした。
また事業スタート時の注意点として、@実験店舗は「(無理やりでも)成功させる」(特にオープン時に「行列」の事実をつくる)、A初期のランニングコストを限りなく抑える、B最終到達系として「顧客に近づく」のか、「顧客を引き付ける」のかを考慮する(資本力の弱い新規事業の場合は前者)、Cうまくいかなかったときの逃げ道(撤退時の基準値)を明確にする、などをあげられました。
その他、顧客に対して価格の主導権をもっていることなどの『位相差ノウハウ』、無競争での展開(あえて競争しない戦略)を考えてみる、などについて数々の具体例を示しながら、簡潔にまとめられました。
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今回もご多忙の中、大勢の方にご参加頂きました。特に、今回初めてという方も多くおられ、SAMURAI塾をきっかけとしてまた新たな出会い、ビジネスチャンスを掴んで頂けたら、と思います。
末筆ではございますが、今回ご参加いただきました皆様ならびに、ご協力頂きました(株)ウエダ本社の皆様に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。次回以降もふるってご参加下さいますよう、よろしくお願いいたします。

『労務管理における企業責任 〜福利厚生と共に企業に求められること』(杉村講師)
・少し耳の痛いというか、しっかりと体制を整える必要があると感じた話でした。
・普段あまり労務管理には気をつけていないのですが、これから少しずつでも考えていくべきだと思いました。
・労働基準法の件で、今回大変参考になりました。
・会社の責任者としてやらなければならないことを教えていただきました。

『新規事業展開!その前に』(高井専任講師)
・市場戦略的な部分の内容を含め、大変勉強になりました。
・位相差ノウハウ、無競争でのお話は今後の事業にヒントにできればと思います。
・やはり自分の仕事を好きになることが成功への近道になると教えていただきました。
・友人に新規事業を起こしたいと考えている者がいて、ぜひ今日の話をして、つれて来たいと思いました。

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