今年の10月末、株式会社SAMURAIは京都府中小企業「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました。 (京都府知事認証No.20(1)006)
「知恵の経営(知的資産経営)」とは、業績を伸ばし、企業価値を高める方法を見つけるための「マネジメントツール」です。売上を伸ばす方法は一般に「付加価値を高める」「新商品を開発する」「広告宣伝を強化する」など様々ですが、「知恵の経営」では「知恵(=その企業が持つ「強み」)」にこだわり、これらを活かすことで売上を伸ばし、収益を増やす方法を見つけ出します。ここでいう「知恵」とは、特許権や商標権などの知的財産権だけでなく、特許にはなっていない技術、ノウハウ、さらには人材、顧客基盤、ブランドなどの企業価値を生み出す無形の経営資源のことで、その企業がもつ「強み(他との差別化、特異性、ウリ)」のことです。
「知恵の経営」に取り組むメリットは、@特に大きなコストをかけなくても身の回りにある「知恵=強み」を再認識しうまく活用することによって、他社との差別化を継続的に実現することができ、ひいては業績向上につながる A過去そして現在の自社の取り組みを同じ指標でもって分析、比較でき、将来において自社が取り組むべき課題、ヴィジョンが明確になる B経営者だけでなく自社の職員の意識改革、意思統一につながる などが挙げられます。
さらには、京都府では「知恵の経営」実践モデル企業認証制度が用意されています。認証を受けるためには「知恵の経営報告書」の作成が必要で、これを府が評価・認証します。行政機関が「知恵の経営」に積極的に取り組む企業を積極的に応援するための制度です。
そして、認証を受けた企業には、京都府が用意する支援制度を利用することができます。たとえば、原則無担保で1企業8,000万円を限度額とする「知恵の経営」推進融資制度があります。 上記について詳しくは、京都府ホームページの「知恵の経営のススメ」をご覧ください。
平成17年10月の経済産業省「知的資産経営の開示ガイドライン」に始まり、いま行政による中小企業支援策の一環として「知的資産経営」が非常に注目されています。自社の経営をもう一度足元から見直し、成功へのきっかけとして、この「知恵の経営」を実践されてみてはいかがでしょうか。 SAMURAIも全力でお手伝いさせていただきます。ご相談お待ちしております。
※参考 ■近畿産業経済局 知的資産経営のすすめ
|