2009年がスタートしました。4月からは教員免許の更新制度、5月からは裁判員制度もスタートし、政治も「選挙イヤー」とのことで、何かと転機となる年となりそうです。
それはさておき年末年始、テレビではどの局も似たようなお笑い芸人が出演しているお正月の特番ばかり…。私のように正直「うんざり」されていた方も多いのではないでしょうか。インターネットの普及により広告スポンサーもWEBへと流れていく中で、既存テレビ局も生き残りをかけ、より視聴率至上主義に拍車がかかっているように思えてなりません。
そんな中、「地上波デジタル放送への移行」案内CMが昨年よりも増えたように感じます。「2011年7月なんてまだまだ先だ…」なんて思っていましたが、「あと2年」と聞くと妙にテレビの買い替えを考えたりして、この正月休みに大手家電量販店へ足を運んでみました。売り場ではテレビのスペースがかなり割いてあり、不景気を感じさせない人の混みようでした(正月特価も影響してのことだとは思いますが)。
と同時に、まだまだテレビも必要とされていることを再認識しました。
たしかに1970年代に三種の神器と呼ばれた「カラーテレビ、クーラー、マイカー」も今では飽和状態、現在は「パソコン、携帯電話、デジカメ」といったところでしょうか。
それでも、まだまだテレビの存在意義はあります。自動車にしても、あの世界のトヨタでさえ「1,500億円の赤字に転落」という時代ですが、私たちの生きている間は決して、この世から消え去ることはないでしょう。
大切なのは、私たち一人ひとりが本当に必要としなければならないものは何なのか、これを考えることだと思います。「何が売れるのか」「どう売るのか」、不景気を跳ね返すヒントはすべてここにあるように思います。
金融不安、環境問題、高度高齢社会、少子化対策…、私たちを取り巻く環境は決して生易しいものではありません。先ほどのお正月番組が「必要」か否かを決めるのも結局は私たち自身。 2009年スタートを機会に、これからの私たちに何が必要なのか、日々考えていきたいと思います。
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