仕事の進め方は計画的に運べるかにかかっています。本来人間は積極的で、実行力に富み、問題解決を難なく対処出来るものであれば、絶対に放任がいいに決まっています。
自然の流れに任せて仕事をやればうまくいくはずです。しかし現実はそれらの逆のことになっていることの方が圧倒的に多いのです。
仕事システムが特に海外から持ち込まれる中一定の業務ルールが出来たように思います。
商人道的に言えば家訓として理念・訓示が定められているようで末端までのシステム化(仕組み)はあまりなされていなかったのではないでしょうか。
むしろ現場主義ではありませんが、奉公を通して教えられたように思います。人間の弱点をカバーする必要からも一定の社内業務ルールとしてマニュアル化が進んできました。
このレポートも行動指針を一部含んでいる以上一種のマニュアルの機能を果たしているとは言えそうです。
しかし、押さえておきたいことは、本来マニュアルは要らないものであるべきです。
各々が自分の頭で考え、現場での対応が出来るべきであって、むしろマニュアルには弊害があることも十分な理解が必要になります。
一定のルールは業務を進める上、企業組織上からはその生産性アップからも不可欠なものであるが、間違ってはいけないのが本質的にはなくてもいいものであり、
自ら業務推進・問題解決を行って当たり前であることを踏み外さない。
初心者や現場パート・アルバイト等に対する人材即戦力には短期間育成のため必要であり、一般社員についても効率性からはいるものです。
同じ方向に企業・仕事を向ける対象については業務を形作る(目に見える)ことで多くの人が理解を早める。
でなければ上司の精神論が横行する社内環境になってしまいます、実際合理的に動いていない現場でよく見られる光景に解釈を当初から個人に委ねてしまっているところに発生しています。
マニュアルはその活用とある段階での開放がされる対象との認識で落とし込むことが正しいと言えます。
マニュアルは壊すためにあることを前提に再度その役割を考えてみます。人は本来いい加減さを持っていますし、サボろうとします、怠けようとします・・・。
それでも仕事を進めなければいけません。 私は業務の棚卸しの重要性を伝えています、限られた期間時間内にムダのない仕事を進めるために業務把握が避けられないのです、
人に仕事を伝えるのも同じです。話しを素早く理解し、行動に移せない大半の人に対する具体的な指導はルール化・マニュアル化です。
見れば分かる形式化させたものとしてあるのです。もう一つの効用はまとめる側にあります。
人に説明する、納得させるためには内容もさることながら、業務の整理が付くことです。
棚卸しがどちらかと言えば自分自身に関することとすると、マニュアル化は自分以外に対する、およびプレゼンテーションツールであることの役割を担います。
マニュアルを完成させる段階。マニュアルが業務を縛ってしまう・考える能力を弱めてしまう、だから次のステップに移ろうではないですか。
最終求めている事業性は誰もが自分の知識と能力を発揮し、顧客サービスを臨機応変に対応出来る環境整備であることだけはしっかり認識しておくことです。
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