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成功へのレポート81

日本の企業のほとんどが中小企業です。中小企業で社会が支えられている実態があります。一握りの大企業と多くの中小企業で構成されています。 起業から大企業も今後生まれてくるのでしょうが少なくとも当分は起業後中小企業であると思われます。 中小企業の実態・特性を見てみると、大企業との違いが明確になってきます。そのような特性を把握しておくことは重要です。 企業はトップでその大半が決まります、トップ(経営者)が描く世界(売上、規模、事業構想、方針、目標・・・)以上にはなりません。 大企業のように(社歴も長いのですが)組織や仕組みが出来上がっていると経営決定権も役員を中心に動きますし、 監査機能も、外部チェックのされ方も機能的ですから、担当役割りも明確になっています。 中小企業では人材の不足もあるのですが、トップ以下組織がありながら、ほとんどの決定権がトップに集中しています。 もちろん会社開業から全ての対応をトップが行っていますから個人組織のような動きにならざるを得ません。

全責任はトップにあります、資金から、人材から全ての責任がありますから、当面は脇を固める人材に左右されます。 独立後トップは一番燃えています、熱い人が起業しますので、トップ以下の人材との間に大変な溝があるケースが多いです。 この段階のトップの仕事は営業(関連)です。当初から社内を固めるトップはいません。会社でいう管理部門当社は弱いのですとおっしゃる社長がいますが、当たり前です。 まず売りを立てるためにスタートさせます。頭の中は売りオンリーです。どうしたら売れるか、利益が出せるか・・・返済は、人件費は支払えるか・・・このことしか頭にありません。 管理部門の遅れはどの会社でも起こります、だからいいのではないのですが、マーケティング主導で走り、速い段階で事業を固めてしまわなければ企業発展が図れません。

この段階で重要なことは仕事を・マーケティングを絞ること、いかにムダなことをしないかです。 よくうまくいかないと事業を横に広げる人がいます、小さな力からスタートしており、分散させる余力がないのです。 うまくいかないとどうしても問題を避けたくなる気持ちが働くのでしょうか。一点集中です、力を分散しないことが大切です。 管理部門についてですが、よく見受けられる(気になる)ことに身内をこの部門におかれる会社が多いのです。社内に身内がいることは別段問題だとは思いません。 本当は身内の難しさがありますから、入れない方がいいのですが(デメリットの方が大きい)、現実を見るとこういうことです。 実際数名の会社に外部人材が入らないのです。入ってくれればそのような人材構成(組織)になっているのですが、入社しないのです。 結局知った人か(知人・友人)、その紹介か、身内かになって当たり前なのです。中小企業に人材がいないと嘆いていますが、当たり前です、優秀な人材がいきなり中小にはきません。 それだけです。となるとそのような人材をいかに使うか、対応せざるを得ないだけです(実感)。身内については管理部門でなく営業の方が本来いいようです。 特に経理握られるとトップの動きが全て分かります(安心という、良い面もあるのですが)お金の話ししたように、トップはお金を握っておかないと致命的だと思います。


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