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成功へのレポート

人件費の話をします。
現在はアウトソーシングが大きな業界に育ちました。近日までその言葉もありませんでしたし、新興サービス業に映ります。しかし、実は昔からアウトソーシングはありました。外注といわれている分野です。

経費コントロールで押さえたい対象の一番大きなものが人件費です。人件費とは総額ですから、給与以外にもたくさんあります。募集費用、社会保険、ボーナス、教育費、有給休暇(他の人がカバー)、退職金・・・。
視線を変えると(認識していないところですが)人材のために用意される机、電話、制服、車(営業であれば)、
・・・実は一人の人間を採用することはどれ程の費用がかかるか計算してみると分ります。安易に採用などできないのです、最近ではアルバイト・パートでも有給休暇請求します(もちろん法律で与えるべきものですが)。まして人件費は基本的に毎年アップする性格のものでした。かつての昇格・昇給やベースアップは死語になりました?余談ですが、労働者とか組合も近い将来死語になりそうですが。

経営者の特徴の一つに給与を下げたくない志向があります。
明日の会社の存在も危ぶまれるケースは別にして下げること基本的には嫌がりますね。
評価・給与を主に社員は敏感に動きますから、社員を抱えること自体大変なことなのです。パート・アルバイトも従業員であることに変わりありません。人材に関する対象をアウトソーシングする考えが出てきて当たり前です。むしろ機能的に使いこなすと戦力になります。毎日の緊張感は従業員には求めきれない部分がありますが、アウトソーシング活用には効果ありです。社員に対して辞めさせられる緊迫感を社内では作り出せそうで作れないものです。

会社には二つの型(タイプ)があります。経営資産を自前で整えるAタイプと、借りる・外部を活用するBタイプです。どちらが正しいかは一概には判断出来ません。経営バランスがあるからです。Aタイプだけですと資金対応が大変です。Bタイプばかりですと資産形成が出来ません。

こういうことは言えませんか。
利益管理、収益管理が目的であれば、実際どの段階で儲けるか。働けども会社にお金が残らないところ多いです。決算(月次)では黒ですが、毎月お金の無い会社(毎月借り入れている)、営業的には黒なのだがボーナス資金がない、納税資金がない、突発的な費用がまわらない。サラリーマン自身もそうですが、独立される時には徹底した費用コントロールが不可欠です。例えば事務所要りますか、人を採用する必要ありますか。私の事務所は自宅ですし、役員している会社には何ヶ所も机あります、いかに自分自身の投資をしないか。人もアウトソースすべきです。専門家にお願いすればいいのです、我々の仕事の捉え方を営業主体に向けなければなりません。本当にすべき仕事を間違わないこと、外部の有効な活用、シビアなコスト管理が勝負ではないですか。お金は湯水のごとく出て行く性格を持っています。

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