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成功へのレポート69

事業のスタートとはどのようなものなのでしょうか。

当初私自身はそれ程の計画性を持って事業を立ち上げていませんが、 現在いくつかの事業を立ち上げてみて、振り返ってみるとスタート時点はともかく仕事を楽しく、好きなことをやっている経過で立ち上がったようです。 サラリーマン時代から「仕事は楽しく、ワクワクするものでなかったらいけない」との認識からスタートしています。最終「楽しく」を追求する延長で、 サラリーマンを卒業することになります。現在かつての私のような立場におられる人であれば、自分自身からスタートするしかありません。 何か一気にどこかへ飛び出すリスクは負わないでしょうから。どれだけ勉強したこと、頭で描いたことであったとしてもいきなりの事業化には無理があります。 事業のスタート時点は身近なところからのものになることと言えます。

何か特別に新たな事業を探す人がありますが、間違っているように思います。 例えば儲かりそうとのことでFCパッケージを買うことは可能でしょうが、本質的なところでは自分の感情的な・感覚的な面が重要かと言えます。 身近なところに事業化の答えがあるとすると、今やっている仕事がポイントになります。仕事棚卸しがやはり出発点であり、自分探しが原点のようです。 アイデンティティ(自己の存在証明)ではないでしょうか。私が現在あるのはやはりきっかけがありました。「君は何がやりたいの」このことを言う先輩がいたことでした。 当時30歳代半ばでした、それなりの大人でしたからこの言葉は真剣に考えることになります。マインドフリーではないですが、自分を見詰める中仕事を見詰め直すことになります。 結局自分の出来ることの洗い出しから、自分の出来る範囲を明確にすることが事業のスタートになります。

事業は商品化です、商品化出来ることは自分のノウハウや知識を売ることになります (売れるものにしなければなりませんが)、だとするといかに事業が出発する前に実は成功への種があるかないかにかかってきます。商品化はつまり現在のあなた自身にあるのか、 売るべきものが今作れるのかこの一点にかかっていることになります。外部の勉強の場から得る成功のヒントではなく答えは自分自身にあることを認識すべきです。 人は経験したものの範囲内でしか本当の自分を出せないのではないでしょうか。成功のスタートは今あなたの中にあります。成功情報を取ることは大切ですし、勉強することも正しいことです、 でも今やらないといけないことは自分のことと(体験したこと、実績)自分を取り巻く環境と、それらの整理(ノウハウ化)ではないでしょうか。そのことに実は宝の山があるのです。

一歩踏み出せないのは成功と言う大きな世界を当初から大きく描きすぎることではないでしょうか。実は成功とは今、やってきたことを分析整理し、今日今から出来る小さなことからスタートする、 そのことではないでしょうか。小さなことは、そして実際にやってきた実績の実践ですから、無理がありません。

自分の仕事の延長が成功の基です。遠い成功を夢見るのではなく、実は既にあなたは成功の種を持っているのです。 その成功の種をどのように使うか、事業化するか、商品化するか・・・それだけなのです。成功は既にあなたの中にあります。

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