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成功へのレポート74

競争が激化した環境になってすでに数年(数十年)経とうかとしています。どの場面でも同じことが起こっています。 マーケティングでも人材でもあらゆるところで競争激戦です。お話したように競争が激化するとマーケティングでは1点集中化現象が発生します。 10社の内勝組1社、負組9社の現象です。人材に関しても優秀な1人とダメ9人も同じ構造です。

ではそれら1社、1人は何が他と違うのでしょうか。特徴があり差があるのです、となりつつもっと時代の要望は進んできています。 「絶対差」の段階にあるのです。圧倒的に強いのです、圧倒的に他社を引き離して顧客のニーズに応えてきています。 多少の差ではありません、圧倒的についてしまった差をここでは絶対差と呼びます。 それ程の差を感じさせられる実態を作り上げないことには顧客の支持は得られない、商売にならない、実績に繋がらない時代になったのです。

マーケティングであればただ商品がある、多品種大量陳列だけでは、話になりません。安さをとってもただ安いではもうビジネスは成立しません。 ましてITを中心にした物販パワーを目の当たりにすると、その世界の行き着く先は間違いなく予測出来る範疇に入ります (重要なものが崩壊に向かっていることは分かります)。サービスの重要性も説明しましたが、24時間営業でも無人ショップでも・・・絶対的な差を創り得ているのだろうか。

人材についても覿面です、1人の優秀な人材が組織を変え、事業を変えてしまう(これは昔からあまり変わっていないのでしょうが) でも益々人材についても絶対差を持った(ノウハウ・ノウフー)者の比重は大きくなってきています。 以前議論になっていましたが、仕事を平準化し皆で分け合おうというシェアリングの考え方がありました。 でも頭で考えたものや・国の施策レベルであればそんな話もあるのでしょうが、現実的ビジネス世界では通用しない思考です。 大激戦であれば一人に・優秀な人材にすべてがかかってしまうのです、経営者の本音ではないですか。

会社がトップで決まるように(実践方法論としては個性の分だけ多様性はありますが)圧倒的なマーケティングと組織と人材とノウハウと経営センスと・・決まってしまうのです。 ITから流れ出てくる情報の大半が活用出来ないように成功者はそれらの見極めおよび独自の力を絶対差まで創り上げないことには勝ち残りすら有り得ないでしょう。

その能力を、ではどのようにつけるのか、きっとこの連載がその一助になる、読み続けてもらうことで頭だけではなく身体から理解できる自信があります。 一点顧客を見つづけ、他との絶対差まで持ち込むこと、それはあなた自身でしかなく、あなた自身でしか出来ない世界の構築です。

今の仕事他の人で出来ませんか、あなたが居なくとも組織崩壊もしなければ何も変わらない、同じような仕事を同じような日々送るだけのそんな仕事止めましょう。 誰でもない、あなただけの仕事・事業を構築しなければ、存在もなく、面白くありません。成功の中味は色々あるのでしょうが、安易な追及は結局勝ち残れない。


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