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成功へのレポート74

「極める」「絶対差」競争下に一点集中、1社の勝組・・・・等専門性の時代と言ってもいいのではないでしょうか。 私が居た大手コンサルタント会社では人材育成が素晴らしくうまかったことを思い出します。 新入社員(学卒)が入社して、もちろん個人別の能力(性格・体質に近いのですが)はあるのですが、早く育つ人材であれば1年もあればそれなりのレベルまで達していました。 他業界との大きな違いはカタチのない商品を売っていますから、オーダーメードですし、何よりプレゼンテーション先が担当者ではなくほぼ経営者相手であるだけに1年余りでの育成は即効性ありではないでしょうか。

その育成方法に「テーマの絞込み」がありました。まあわき目も振らず真っ直ぐ一直線に目的(テーマ)に向かって取り組む。 テーマを絞るとは新人にとっては業種でした。例えば食品であったり、生活用品であったり、飲食であったりです。今風に言えばITであったり、サービス業・・・このような対象に向かって一直線です。
このことはコンサル社会だけでなく、どの分野でも実は同じこと、経理のことも設計のことも・・・分野は違えど
同じです。

ところでここで何故そのことを確認のように書くかと言えば独立とか起業を目指すとなると何か普段着でなくなり、アントレプレナーもそうだし特別な世界を勝手に描いている人が多いのです。 若手経営者(ベンチャー)の素晴らしさは発想の柔軟さと思います、一方弱点は諦めの早さです。丁度TVチャンネルのスイッチを捻るように事業をいきなり切り替えたり、多角化(M&A含め)のクセがあります。 資本力を背景に持っていれば別ですが(上場企業のように)個人経営スタート時では間違いなく事業テーマ絞込みが先決です。
難しく言えば経営資源の分散です、力のない者は一点突破でなければ成功は覚束ないのです。情報過多でもあったように取り巻く環境は半端でありません。雪崩のように情報(美味しそうな)が流れ込んできます、誘ってきます。

私の経験であればまったくの素人でも1年そのことだけを考え続ければいっぱしの専門家になります、もちろん継続させていき3年も自己投資出来れば成功出来ないはずはありません。 個人に対して指導・アドバイスも行っていますが、テーマの絞込み(その人の好きなことが前提)が出来れば(長い人で1ヶ月)成功80%終了も同様です。
好きなことで起業(仕事)する確認、テーマの明確化が出来、他のことへの目線の遮断が出来れば1年でモノになります(ならなければウソですよ)。

会社に改善提案するのにテーマ出し1ヶ月、テーマ実践に2〜3ヶ月・・・半年で成果見えなければウソです。きっと実践力不足が大半の答えです。決めたのに動かない・やらない症候群です。 チャンネルを簡単に変えない、うまくいかないと他所を見出し他のことをやりたがる、そのクセ直さないと成功から遠ざかりますよ。テーマがブレている人本当に多いです、迷う人本当に多いのです。


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