経営者の一番の仕事に事業計画の策定があります。計画というと何か膨大な書類の束があるように思われますので、
ここではもう少し夢を描けるようにイメージしておきたいので「グランドデザイン」と書きます。
事業のデザインですから何か大きな・誰が見ても分かりやすそうな印象を受けます。
経営計画書で補足すると、何十年後までの計画意味がなくなってしまったように思います。
私はコンサルタント時代(もう十数年前)にはクライアント先への経営計画10年以上の内容で作っていた経験があります、
そのような長期(今から思えば)を銀行も求めていたようです。建物開発の絡む計画ですと(減価償却年数もあったのでしょうか)
何十年計画を策定している会社が大半でした。そして必ず右肩上がりの内容でした。
90年代以降から、2000年以降にある現在にとってはどうでしょうか、皆さん何年の事業計画立てられますか?またその計画内容の信憑性・正確性いかがですか。
経済が高度成長期にある時代は単純に上向きの計画が当たり前のようにまかりとおりました。もうそのような成長路線(上向き延長線)で描けなくなりました。
私は短期(6ヶ月)、中期(1年)、長期(2年〜3年)が現場発想からの期間感覚です。
どうですか、今日という日にあなたは何年先の事業まで見通せますか。10年後まで見通せる人著名な人でもムリでしょう。
××予測当たったためしありますか。マーケティングの本、経済の本で数年経過して内容読み返し耐えられるものはありますか。
予測らしきものも微妙に起こってしまってから私もそのように捉えていました風の話が多いのではないでしょうか。
となると益々計画(短期から長期まで)を従来の考え方ではなく現在に適合出来るようにしなければなりません(計画については別途まとめます)。
強い企業は共通して、しっかりとした自社の将来像を持っています(社員も同様です)。
組織全体が思い描けるデザインによって企業の現状から将来が決まっていくことから、常にイメージの具体化が描けるデザインが不可欠になるのです。
グランドデザインは分かりやすさが重要です(ここでもシンプル・単純)。企業にとっての呼び名は別にして(方針、戦略、計画・・)
一般用語になったデザインでもって経営者の事業構想(夢)をしっかりと書き込んで自分自身への関係する方(株主、銀行、取引先、従業員・・)にプレゼンテーションしなければなりません。
事業は創業者の描いた世界以上にはなりません(むしろ多くは小さくなる、計画未達成は多いですが)、
だけにあなたがどのようなデザインを事業に描かれるか(単純な数字の羅列による計画でなく)発表したいものです。
マーケティング分析の網羅でなく、競合企業分析や業界動向把握の羅列した計画書ももうやめましょう。
事業はトップの描いた世界で展開する以上思い切った自分の夢を書き込まれたら良いのです(分析は事業以前のテーマ)、
書かれたデザインが明確になれば、結果すべてが成功に向かって動きだすはずです(動かなければデザインに課題あり)。
形式もありません、1枚の紙の上に書かれたあなたの図や文字が事業を発展させる起爆剤です。
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