アビリティジャパングループは経営会社でありケービックス、アビリティジャパン・アソシエイツ、潟rーハーフの企業群でビルメンテ、アウトソーシングサービスからスタート、現在はコンサルテーションまで含めたトータルサービス業に発展させてきています。
群馬県前橋市に本部機能を置いているが全国展開を図っています。規模的には業界内では中堅企業に位置付けられるものです。
私が今回取り上げたのは、創業者である井上好則最高経営責任者の業態展開の歴史が大変面白いものであったため、今創業期の企業の方、ベースはあり事業は固め終えたが次の発展へのヒントを模索されている方に伝えられるものと捉えました。
昭和46年ビル管理会社として設立。そこで得たマネジメントノウハウを旅館業界に向けていきます。この段階が現在のグループ発展のきっかけになったようです。
特に各地域ナンバーワン(クラス)のクライアントへの対応を行ったこと(一例加賀屋)、地域エリア別ですから他はやらないそのため全国に支社、支店、ブランチオフィスが拡大。クライアントへの対応が半端な人材供給ではありませんからクライアント別ブランチが出来たのでしょう。 会長からこの時期のことを聞くと、 @業界に強い組織(人脈)との提携タイアップがあったこと A先方クライアント先のトップを落としに企画力でぶつかったこと。 B仕事場現場としてはビルメンテ(裏方)ノウハウでサービス業界を見たこと。
自分たちの得意な面を十分に活用し、不足するものは他を活かす、そして出会う先は経営決定者である社長でこちらも社長である井上氏自らが開拓していく。旅館業界で培ったものはホテルに向かう。現在ケービックスがこの流れを固めているのが井上哲孝社長(2代目兄)。平成18年からは新会社が動き出します、アソシエイツです。この会社はシステムに強い井上泰宏社長(2代目弟)が従来の業界向けや同業者向けのシステムパッケージを展開、業界を知り尽くしているだけに現場に強い商品力を誇ります。同時に大きなテーマ(旅館業界に次ぐ)として医療業界へのサービス提案がスタートしました。もちろん人材サービスはノウハウを持っていますのでやりますが、よりトータルコンサルテーション能力を提供サービスにして実践力を売りに動いています。企業も組織も最後は人、長年人材対応で確立したものプラス外部ネットワーク(商社、銀行、機器、専門家ブレーン等)も巻き込み進んでいます。医療部門へのチャレンジは将来グループとしての3本目の柱作りになります。同時に現在を象徴するような動きも行っています。ビーハーフはM&Aによるグループ強化です。この企業はアウトソーシングですが技術者、専門家集団による商品強化で従来にはなかった独自色を発揮しています。
事業マトリックス的に言えば対象業界(旅館、ホテル、オフィス、病院、店舗…)×人材供給、施設ハード管理、情報通信、システム、そして総合コンサルテーションを志向軸に創業者から次世代に向かっています。 私(高井)は業態化のうまさと、人脈(ハイタッチ)+システム・ノウハウがミックスした事例と学びました。
■「アビリティジャパングループ」について、詳細をお知りになりたい方は、こちら。 (http://www.abilityjapan.jp)
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