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成功へのレポート

決算期を迎えると必ずどの会社も行うことに商品の棚卸し作業があります。半期、毎月実施しているところもあります。商品(在庫)は会社運営上、成績管理上でも最大の管理業務になります。そのことは結構なのですが、会社は人だとどの会社も言いつつ、人管理における仕事棚卸しは一切行っていないのではないですか。

成功者の特徴は時間管理がうまいこと、仕事運びに無駄がない、売上に直結する分野についてはしっかりシビアに管理・対応しています。しかし、人材の重要性を取り上げながら、細部に渡る検討は遅れていると言えそうです。社員が頑張っているかの目安は何で測れますか?仕事の中身になります。何故商品棚卸しは行うが、仕事棚卸を行わないのか疑問になります。

日々の管理業務(日報等)で毎日(定期的には)仕事を確認している気持ちになっているだけで、想定として仕事を分析し切れていない実体が浮かび上がります。商品も毎日見ている、仕事も毎日のこと、でも仕事に対する関心が弱いように思われます。数字的に見て、商品が売れているかどうか、儲かっているかどうか、利益が出ているか、在庫はどうかには敏感です。営業成績に繋がっているだけに冷静な判断を商品には求めている、商品は数値化出来ることで、分かりやすさ・管理しやすさも確かにあります。
仕事に対しては例えば日報による管理が代表的なものでしょうが、なかなか数値化しずらかったり、内容が判定し難かったりで、よく分からないままに来ているようです。

でも日々の仕事内容を捉えることがいかに大切かは誰もが認識しているはず。でも商品におけるようには対応されていない。私は少なからず定期的(半年、3ヶ月)に仕事の棚卸しを行い、今の仕事が効率的であるか、生産的であるかのチェックは最低必要であると考えています。新たに事業起こそうと言う人であればなおさらです。日々に仕事をしっかりと分析・把握・判断することが不可欠です。今の仕事は自分がやらなければならないのか、この仕事は今(今日)やらなければならないのか、この仕事今なのか、今なのか・・・繰り返すことで仕事の必要性が明確になります。私は大半の仕事が実は無駄な不要なものであると考えている人間です。周りを見渡しても、ほとんど必要のない無駄な仕事の繰り返し。むしろ時間の経過を待ち望んでいる人種が多いし、何か考え違いをして時間を作る仕事を組み込んでいないか?問い直す必要を実感します。ここでも労働者の一面が現れます。時間から時間までの仕事になっていませんか。時間を経過させることが仕事になっていませんか。

成功者は仕事の捉え方もさることながら実施するタイミング・スピードが違います。つまり仕事の内容についてしっかり分析出来、進め方を知り尽くしているそのような人材なのです。自分分析もそうでしたが、自分をしっかり知っているか、仕事場においては仕事を知っているかに長けていないと話しになりません。今後事業展開で自分だけでなく、他人(社員)を動かさなければなりません。感情論ではなく、具体的に落とし込むためにも仕事(棚卸し)分析と対策が決め手になると判断しています。

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