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成功へのレポート

同じように数字を見るときにはキャッシュをベースにすべてを組み込んでおかないといけません。特に費用については前もって対策を打つ。例えば経費は変動費だとしても、いったん固定経費として計算すべきでしょう。経営をやってみると分かるのですが、売りの大切さは当たり前ですが、実は経費への対応が重要です。起業すると分かりますが資本金である300万、1000万がいかに早くなくなるか。夢のような事業計画を立てていませんか。
キャッシュの実態は経費管理から
経営は数字以外の何ものでもありません。どのように営業したか、どのように行動したか、今何が課題・問題になっているか・・・すべて数字に反映されてきます。
効率的な動きをしている人は無駄な経費使うとは思いませんし、売上・利益もしっかりと上げてきます。企業経営は数字結果でしかないでしょう。どれほど理念だ・ポリシーだと語ってもどこか外れていれば結果(数字)に表れます。

ベンチャーであれば大きな夢・ビジョンを持って起業するのでしょう。私も金融機関向けの融資資料を提出した経験があります。もちろん事業計画作成しますが、先方への好印象を得るのはいいのですが、実態・実践からすれば経費計画こそ提出物とは別にシビアに作成すべきです。まあ一般の人の計画では実質最低1.5倍は経費がかかると予測した方が正解でしょう。経費は多めに売上・利益は少なめに、少し慎重すぎますかね。でも成功するためのアドバイスとしては正直なところです。個人となれば収入は予想通りとしても、予定していた費用は多めに膨れ上がるこれが普通でしょう。それの大きなものが企業数字です。
費用管理はシビアにと書きましたが、もう一つ勘違いしないでもらいたいことに「経費の予算化」があります。経費は年初予算化すべきものではないのです。予算化すると不思議と予算通りに費用を使おうとする心理が働きます。実は経費はもっと詳細な管理が必要になるはずです。
費用を大きく分けると

  1. 人件費
  2. 不動産費(家賃、関連)
  3. 営業促進費(広告宣伝費)
になります。

この費用をいかにかけずに事業を展開するか。
費用をかけないで事業を運営することは誰しも分かっているし、当たり前のことです。しかし、実際実践となるとおかしな勘違いした事業展開をしている人が多いのです。損益分岐をどこにもってくるかによって事業運営は大きく変わります。
費用は実態変動費ですが、逆に事業計画上では固定費と換算します(実社会では)。
今月いくら稼げる(売上・粗利)かの予測よりも費用予測は現実として描けます(甘い、辛いはありますが)。主たる経費をトータルに捉えると一つの戦略・マーケティングテーマが浮かび上がります。予測する難しさ、実際に事業すれば経費(支払い)から見るようになります。実態の支払いありきになります。消費税も先に計画的には支払い済ませたように進めないと実態から乖離します(前倒しに確保です)。

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