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成功へのレポート

モノ販売の大変さを書いてきました。現在はモノかITの世界か飲食か、サービス業かに独立志向が多く、皆さん対象としている分野のようです。
私は物販であってもモノ販売とは考えません、サービスとして捉えていきます。モノの利益率は高くありません。小さな(一人ビジネス)ビジネスからスタートするとして、前提軸に置いておかなければならないのが、無投資・低投資、高粗利益かのチェックです。サービス業化して物事を捉えると利益率が変わってきます(高まる)。事例で言うとCVS(コンビニ)は物販では(だけでは)ありません。弁当屋でも雑誌屋でも雑貨屋でもないのです。現在完全にサービス業態になっています。むしろ私など金融業と映ってなりません。このように事業を企画することが必要な時代になったのではないでしょうか。ITがサービス化ではありません、よく見ると多くが旧来のモノ販売になってしまっています。ITの中にもサービス業化が進んできています。単純に真新しさで進歩的な面としてだけに受け取らないでおきたいものです、要するに内容です。

a)物販からサービスへ事業展開軸を変える
b)物販ではあるがサービス化することで結果モノを動かす
の2つの方向性が正しいようです。

サービスの特徴は付加価値が付けやすくなることに尽きます。物販の持っている粗利益をはるかに超える効率化が可能になります。注意点は付加価値を付ける段階に人の介在をどううまく組み込むかです。付加価値が人に付いてしまうと人的パワーに頼りすぎ、売上が上がれば上がるほど比例して人件費(最大コスト)アップの問題が出てくることになります。
だから一人ビジネスなのです。人を増やさないと成立しないビジネス世界だけは避けること。もう一つは、モノ販売はなくならないのですが、旧来の販売方法ではなく、サービスを前面に出した展開=物販の流れです。

モノを販売するのではなくサービスを売る、結果モノの流通にはなるのですが、この方向に進んでいることに気付いてください。
もう山済みに商品を並べ、チラシを折り込み、PRを打って出て、販売し続ける時代は終焉です。サービスの特徴の一つ(究極)に顧客別への個人対応ノウハウにマーケティングが向かっていくこともあげておきます。つまりここでも知恵(ノウハウ)の勝負です。そうであれば我々の出番ではないですか。引き継ぐ資産もなく、ゼロからのスタート(大半)の皆さんが最大限に自分の力を引き出せて、提供できるチャンスがノウハウです。サービス業を追及して欲しいと言うのはそのような意味に受け取ってください。

形の無いものをいかに活用するか、商品化するか、サービス化するか、で投資・費用から解放されるはずです。高粗利益、高効率経営が可能になり、不必要な経費を押さえることが出来ます。視点が変わると同じ事業が全く違った形となって見えてきます。そしてターゲットは個別への対応です。個から発想した事業の軸を組み立てることがサービス業化の完成の方向性になります。

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