人の話を聞く・・・、これはなかなか大変なことです。
皆さんもきっとそうお感じになっていることでしょう。
興味がある話題ならいいのですが、そうでない場合は最後まで聞き続けることは確かに難しいですね。

相手が話をしているとき、私たちはその言葉だけを受け取っているのでしょうか・・・？
話し手は、自分の言いたいことを上手に文字化することは難しいので、身ぶり、手ぶり、表情など全身を使ってメッセージを送信しています。
前回のコラムでも申し上げたように、「はなす」ということも難しいのです。
一方、私たちは人の話を聞きながら、色んなことを考えたり、感じたりしています。

共通点、共感できる点を探しながらきく、あるいは考えが違う、感じ方が違うなど、逆の場合もあるでしょう。いずれにせよ、反応することが重要です。 なぜなら、「聞かされている」のではない、相手を受容する、理解するために向き合っているのですから。それだけではありません。きくことで、新たな 自分を見出すことがたくさんあります。これぞコミュニケーションの賜物です。

「話し方」ももちろん大切ですが、まずは「きき方」ではないでしょうか。「きくこと」をしっかり学習していけば、話すスキルは確実に上達します。

一歩進んで積極的に関わってみてください。一歩以上の発見があるかもしれません。